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てぃーだブログ › 又吉内科クリニック BLOG › 左手の薬指は愛の証

左手の薬指は愛の証

 左手の薬指につけることが多い結婚指輪。ワイドショーやスポーツ新聞では、噂になったカップルの左手の薬指に指輪が光っていたなどといって、指の部分だけをアップで撮ったりします。婚約会見でも、左手の甲を立ててカメラに向けてかざす光景がおなじみになっています。
 なぜ左手の薬指が愛の証である指輪の位置になったのかというと、その歴史は大変古いものです。紀元前のギリシャでは、愛をつかさどる血管が左手の薬指を流れており、心臓に直結しているとされていました。当時は心臓に感情の中心があると考えられていて、心臓をかたどったハート型が愛を表現したのです。
 結婚式の時に新郎新婦が指輪を交換するのは、夫婦として歩んで行く誓いを形に表すことです。丸い結婚指輪は「永遠に途切れることのない愛情」を象徴するものとされています。また、指輪を常に身につけることで相手の存在を強く感じることができる意味合いもあります。
 夫婦の絆を深め、永遠の愛に祈りが込められている結婚指輪。1614年にはローマ教会が指輪交換を正式な結婚の儀式と定めたことにより、結婚指輪を左手の薬指につけることがより一般的になっていったようです。ところが、世界は広いもので例外もあるようです。
 ヨーロッパの一部では右手の薬指につける国と地域があります。その国の風土や宗教によって、右手の薬指は「正義」という意味を持つため、この指につけるそうです。また、インドやアジアの一部には、両足の薬指に結婚指輪をつける国もあるのだとか。普段から靴を履く習慣のない、気温が高い国ならではの習慣ですね。運命の赤い糸も足の指につながっているのかな?

(琉球新報 うない「Dr又吉のユンタク半分医者半分」 2018. 11-12 掲載)
左手の薬指は愛の証
2018年11月23日 19:15
Posted by matayoshi
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