
弁当の力
食べる頃には冷たくなっている弁当。だけど、手作り弁当にはなぜかあたたかさがあります。それは、作ってくれた人の優しさが詰まっているから。「弁当の思い出は?」と聞かれて、すぐ思いつくことができるのは、そんな優しさも一緒に食べているからだと思います。毎日学校へ持って行ったお母さんの手作り弁当、家族みんなで食べた運動会の弁当など、そこには食べる人を幸せにする愛情があります。
暴走族から更正したある人の手記の中に、このような文章がありました。「中学2年になると、ほとんど学校には行かなくなった。目が覚めて、テレビをつけると“笑っていいとも”がやっていて、毎日布団のなかから見ていた。母もパートに出ていたので、その時間には家には誰もいなかった。毎日、母が作ってくれた弁当がテーブルに置かれていた。ハンカチに包まれ、手さげ袋に入れてあった。『どうせ学校行かないのに、わざわざ袋に入れなくてもいいのに』と思ったけれど、必ずハンカチに包まれ袋に入っていた。大人になった今なら分かる。そのハンカチと袋は、母の応援メッセージだったんだ。今の自分があるのは、そのおかげだ。」
エッセー「弁当の思い出」の女子高生の一文です。「ある日、弁当にロールキャベツが入っていた。ロールキャベツは大好物だが、その汁が弁当箱から漏れてかばんの中を汚していた。私は、学校で一日中その弁当が憎くてしょうがなかった。家に帰ると母に『何であんなものを弁当に入れたの!』と怒ってしまった。母はただ『ごめんね』とあやまっただけだった。今考えても、あの時本当に悪いことをしたと思っている。母が私のために一生懸命作ってくれた弁当だったのに・・・お母さん本当にごめんなさい。」
ほろ苦いエピソードの中にもあたたかい愛情がみえます。「毎日の弁当作りは大変!」というお母さんも多いと思います。しかし、子どもたちはあなたの弁当に込められた愛情を食べて育っているのです。あたたかい弁当の思い出をたくさん作ってあげて下さい。そして、それは一生子どもたちの心に残っていくはずです。
(週刊レキオ Dr又吉の知って楽しい食育のチカラ 2012.6.14)

暴走族から更正したある人の手記の中に、このような文章がありました。「中学2年になると、ほとんど学校には行かなくなった。目が覚めて、テレビをつけると“笑っていいとも”がやっていて、毎日布団のなかから見ていた。母もパートに出ていたので、その時間には家には誰もいなかった。毎日、母が作ってくれた弁当がテーブルに置かれていた。ハンカチに包まれ、手さげ袋に入れてあった。『どうせ学校行かないのに、わざわざ袋に入れなくてもいいのに』と思ったけれど、必ずハンカチに包まれ袋に入っていた。大人になった今なら分かる。そのハンカチと袋は、母の応援メッセージだったんだ。今の自分があるのは、そのおかげだ。」
エッセー「弁当の思い出」の女子高生の一文です。「ある日、弁当にロールキャベツが入っていた。ロールキャベツは大好物だが、その汁が弁当箱から漏れてかばんの中を汚していた。私は、学校で一日中その弁当が憎くてしょうがなかった。家に帰ると母に『何であんなものを弁当に入れたの!』と怒ってしまった。母はただ『ごめんね』とあやまっただけだった。今考えても、あの時本当に悪いことをしたと思っている。母が私のために一生懸命作ってくれた弁当だったのに・・・お母さん本当にごめんなさい。」
ほろ苦いエピソードの中にもあたたかい愛情がみえます。「毎日の弁当作りは大変!」というお母さんも多いと思います。しかし、子どもたちはあなたの弁当に込められた愛情を食べて育っているのです。あたたかい弁当の思い出をたくさん作ってあげて下さい。そして、それは一生子どもたちの心に残っていくはずです。
(週刊レキオ Dr又吉の知って楽しい食育のチカラ 2012.6.14)

2012年06月14日 21:47
Posted by matayoshi
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