
弁当の日
「弁当の日」という素敵な試みがあります。2001年に、香川県稜南町立滝宮小学校で始まりました。単に弁当を持ってきて食べるというのではなく、全て子どもに自分で作ってもらいます。親は一切、口出し手出しはしないという原則があります。
しかし、最初はお母さんたちから批判的な声がありました。ひとりで包丁を持ったり、火を使うのが危険だという意見や、朝の忙しい時間に子どもに台所を占領されては大変だという意見です。
また、教育現場からも「その日だけ給食をやめることができない」「ガスが止められ、包丁さえない家庭の子どももいる」「施設から通っている子どもはどうする」などの反論があったそうです。
しかし、発案者の大竹和男先生は、親と教師を説得し「弁当の日」はスタートしました。全国初の「弁当の日」の光景を竹下先生はこう記しています。
「朝、学校に入ると子どもたちはカバンを開けずに弁当箱を開け、自分の弁当を見せて回った。自分で米を研いだこと、卵焼きがスクランブルエッグになったことなど、いろいろな話を子どもたちはしてくれた。お母さんに手伝ってもらった子どもは、『負けた』と思い、『今度は一人で作ろう!』と心に誓う。次の弁当の日には『全部!』と言って弁当を見せる子が増えた。子ども同士、大人への階段を一段上がった満足感を共有する。」
弁当の日は、子どもに料理を作る喜びと、最高の笑顔をもたらします。『お母さん、ショウガ焼きどうやって作るの?』弁当の日は家族の会話が増えます。台所で包丁を握り、お母さんに「うまくなったねぇ」。弟や妹が「お兄ちゃんスゴイ!」。みんなから「おいしかったよ。ありがとう」。子どもたちは、そんな豊かな時間をすごします。
月1回の「弁当の日」を通して、子どもたちは料理を作ることの大変さを知ります。そして、人への感謝の気持ちが分かる優しい子に育つのです。弁当の日を実施している学校は、全国でまだ500校程度です。弁当の日がなくても、まずはご家庭で子どもと料理を作ってみてはいかがでしょうか。きっと、同じ効果があるはずですよ。
(週刊レキオ Dr又吉の知って楽しい食育のチカラ 2012.6.28)

しかし、最初はお母さんたちから批判的な声がありました。ひとりで包丁を持ったり、火を使うのが危険だという意見や、朝の忙しい時間に子どもに台所を占領されては大変だという意見です。
また、教育現場からも「その日だけ給食をやめることができない」「ガスが止められ、包丁さえない家庭の子どももいる」「施設から通っている子どもはどうする」などの反論があったそうです。
しかし、発案者の大竹和男先生は、親と教師を説得し「弁当の日」はスタートしました。全国初の「弁当の日」の光景を竹下先生はこう記しています。
「朝、学校に入ると子どもたちはカバンを開けずに弁当箱を開け、自分の弁当を見せて回った。自分で米を研いだこと、卵焼きがスクランブルエッグになったことなど、いろいろな話を子どもたちはしてくれた。お母さんに手伝ってもらった子どもは、『負けた』と思い、『今度は一人で作ろう!』と心に誓う。次の弁当の日には『全部!』と言って弁当を見せる子が増えた。子ども同士、大人への階段を一段上がった満足感を共有する。」
弁当の日は、子どもに料理を作る喜びと、最高の笑顔をもたらします。『お母さん、ショウガ焼きどうやって作るの?』弁当の日は家族の会話が増えます。台所で包丁を握り、お母さんに「うまくなったねぇ」。弟や妹が「お兄ちゃんスゴイ!」。みんなから「おいしかったよ。ありがとう」。子どもたちは、そんな豊かな時間をすごします。
月1回の「弁当の日」を通して、子どもたちは料理を作ることの大変さを知ります。そして、人への感謝の気持ちが分かる優しい子に育つのです。弁当の日を実施している学校は、全国でまだ500校程度です。弁当の日がなくても、まずはご家庭で子どもと料理を作ってみてはいかがでしょうか。きっと、同じ効果があるはずですよ。
(週刊レキオ Dr又吉の知って楽しい食育のチカラ 2012.6.28)

2012年06月28日 17:25
Posted by matayoshi
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