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てぃーだブログ › 又吉内科クリニック BLOG › 熱中症に要注意!

熱中症に要注意!

 「両足がけいれんして動けない!」
 7月の暑いある日、サッカー部へ入部したばかりの中学1年生の真司くん(仮名)は、練習中にグランドで立てなくなってしまいました。両足がつっぱり筋肉が硬くなっています。まわりの友達が心配そうに「大丈夫か?」と声をかけてくれますが、筋肉のけいれんは、腹筋や腕の筋肉にまでひろがり、彼は苦痛に顔をゆがめています。
 顧問の先生が連絡を受けグランドに到着すると、意識はしっかりしていますが、その苦痛の表情からも緊急を要する状態と判断し、先生は救急車を要請しました。彼は、生まれて初めて救急車の中からサイレンを聞きました。
 医師の診察と採血検査にて血液中のナトリウムが低くなった状態であり、熱中症の中の「熱けいれん」と診断されました。
 彼は、熱中症予防のために水分は十分に飲んでいました。ではなぜ「熱けいれん」になったのでしょうか。
 熱けいれんは熱中症の中の一つであり、スポーツ活動中に発症しやすいと言われます。多量の汗が出る時に、塩分を摂らずに水だけを多く飲んでいると、体のナトリウムが水で薄まり発症します。
 予防法は、多量の汗をかく時には水だけではなく、塩分(ナトリウム)も適度に補給することです。真司君は入院しましたが、幸いにも翌日には元気に退院となりました。
 小学校6年生の公子さん(仮名)は、テニスチームに所属しています。8月の対抗戦試合中に体のだるさと吐き気を感じました。しかし、大切な試合であり我慢してプレーを続けました。そのうちめまいがして、コーチに申し出て試合は棄権となりました。涼しい場所に移動して様子をみましたが、吐き気が続き水分補給ができないため、車で病院を受診しました。
 水分の補給が追いつかない脱水状態であり、熱中症の中の「熱疲労」と診断されました。公子さんは初めての試合で緊張もあり水分補給がうまくできなかったようです。点滴治療を受けて数時間で症状はよくなり家に帰ることができました。
 スポーツ活動中など多量に汗をかく時には、適切な水分と塩分の補給が必要となります。次回は具体的な水分と塩分の補給の仕方を説明します。

(琉球新報 週刊レキオ 「Dr又吉の知って楽しい食育のチカラ」H24.8.23)
熱中症に要注意!
2012年08月26日 13:45
Posted by matayoshi
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