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てぃーだブログ › 又吉内科クリニック BLOG › 体脂肪率と月経異常

体脂肪率と月経異常

 女子の陸上長距離選手のなかには、月経不順や無月経の状態であったり、18〜20歳になっても初潮がなかったりする選手も少なくないといいます。
 体脂肪率と月経異常症の間には強い相関関係があり、体脂肪率が低いと月経異常を起す率が高くなることが分かっています。特に、体脂肪率20%未満では約半数の女性に月経異常症を認めるという報告もあります。体脂肪率の低さが、レースの記録や結果に影響する競技の強豪チームでは、女子選手が月経異常症を起こしているケースが多いようです。
 これは、一切の菓子類や揚げ物を禁じるなどの極端な食事制限や「太るからご飯はあまり食べるな」とか「生理があるのは鍛え方が足りないからだ」といった間違った指導などによって助長されることがあります。
 将来を有望視された女性アスリートの中にも「月経がないのは、自分がよく練習している証だ」と思い込み食事制限を徹底的に続けたため、最終的に拒食症となって競技を続けることができなくなってしまった選手もいるのです。
 もう一つ注意が必要なことに、女子の陸上長距離選手には下腿部の疲労骨折を繰り返す人が多いことがあります。疲労骨折とは、運動中の動作で骨の一部にストレスがかかり続けることにより、骨に亀裂が生じる状態です。特に長距離選手では、下腿部の脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)に疲労骨折を起しやすいとされています。
 疲労骨折を繰り返す女子選手の中には、運動性無月経による女性ホルモンの減少が原因のことがあり注意が必要です。無月経が続くと、女性ホルモンのエストロゲンが減少するため骨密度が低下し、骨折しやすい状態となります。驚くことに、骨密度が60歳代という女子選手もいた程です。
 男性選手と女性選手で最も異なるところは、女性選手には月経があるとういうことです。月経は子宮や卵巣だけでなく、脳も関与する周期的な生理活動です。また、選手の精神面への影響も大きいため女子選手をサポートする指導者は細かな配慮が必要となります。
 スポーツ食育に関しては今回で終了となります。次回からは「大人の食育」に関して話しを続けていく予定です。

(琉球新報 週刊レキオ 「Dr又吉の知って楽しい食育のチカラ」 H25.2.14)
体脂肪率と月経異常
2013年03月16日 14:42
Posted by matayoshi
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