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てぃーだブログ › 又吉内科クリニック BLOG › 胃の痛み

胃の痛み

 「ハッサ、先生ヨ〜!私の胃の痛みは気のせいじゃないヨ〜」
「○○さん、“気のせい”といったのではなく“機能性”ですよ。“機能性胃腸症”という病気の名前です。」まるでコントのような会話ですが、実際に診察室であった一場面です。
 みなさんは胃の痛みや胃のもたれを感じたことがありますか。このような症状で病院に行くと、潰瘍やがんなどの可能性があるため内視鏡検査をしますが、何の異常も見つからないケースも増えてきています。「機能性胃腸症」は、内視鏡検査などで異常が認められないのに、胃の痛みや胃のもたれを感じる状態のことをいいます。ある調査では、消化器の専門機関を受診した患者さんのうち、約半数がこの機能性胃腸症だったという報告もあるほどで、もしかすると胃の病気の中で一番メジャーなものかもしれません。
 「秋風や ひびの入りたる 胃の袋」明治の文豪、夏目漱石が自分の胃病を詠んだ句です。漱石は若い頃から胃痛に苦しみ、執筆に支障を来していたとのことです。時をさかのぼり、西洋のナポレオンも慢性的な胃痛に悩まされた一人です。右手を懐に入れている肖像画はあまりにも有名ですが、実は痛む胃を押さえていたという説があります。漱石は胃潰瘍、ナポレオンは胃がんだったとの説もありますが、当時早期発見早期治療にて二人の胃痛を取り去ることができていれば、日本の文学史と近代ヨーロッパ史が変わっていたかもしれませんネ。

「機能性胃腸症」
 症状としては「胃痛」「胃もたれ」「食事をするとすぐお腹がいっぱいになり食べられない」などがあります。以前は、胃けいれん、神経性胃炎、慢性胃炎などと診断されてきました。しかし、胃の粘膜に何の異常もないのに、胃の粘膜に炎症があるという意味の「胃炎」を使うことは正確ではないということから、最近から「機能性胃腸症」と呼ばれるようになりました。原因には、胃酸分泌異常、消化管運動機能異常、内臓知覚異常、ストレスなどさまざまな要因があります。治療は、その症状に合わせた内服治療が確立してきており効果がみられます。

(琉球新報 うない 「Dr又吉のユンタク半分医者半分」 2012.3-4)
胃の痛み
2013年06月30日 23:24
Posted by matayoshi
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