
葛根湯医
風邪と書いて「かぜ」と読みますが、東洋医学では「ふうじゃ」と言い、病気の原因の一つとしてとらえられています。邪とは病気を引き起こす要因を意味します。その中には、外からの因子として、寒さ、風、乾燥などの環境の変化と、体の内からの因子として気、血、水のめぐりが悪くなることと考えられています。
北風がビュービュー吹く寒い季節に、かぜが流行するのは風邪、寒邪(かんじゃ)に身体が負けてしまうからだと東洋医学では解釈されています。
落語の小咄に「葛根湯医」(かっこんとうい)というものがあります。熱がある患者さん、咳が出る患者さん、お腹が痛い患者さん、下痢をする患者さん、目が痛い患者さん、耳が痛い患者さんなどみんなに漢方薬の葛根湯を出してしまうという江戸時代のヤブ医者のお話です。しまいには、患者の付き添いの人にも退屈でしょうからと葛根湯を処方してしまうありさま。当時は医者の免許制度などないため、希望すれば誰でも医者になることができたそうで、随分おかしな医者もいたようです。
このお医者さん、「もしかして名医だったかもしれない」というと、信じてもらえないかもしれませんが、葛根湯は実はとてもすごい薬で、かぜ以外にも、下痢や腹痛、中耳炎や結膜炎、じんましんに五十肩といろいろな適応症を持った薬なのです。
ちなみに私も自分で「かぜかな?」と思ったら、葛根湯をのんで温かくして早く休むようにしています。
(琉球新報 うない「Dr又吉のユンタク半分医者半分」 2013.3-4掲載)

北風がビュービュー吹く寒い季節に、かぜが流行するのは風邪、寒邪(かんじゃ)に身体が負けてしまうからだと東洋医学では解釈されています。
落語の小咄に「葛根湯医」(かっこんとうい)というものがあります。熱がある患者さん、咳が出る患者さん、お腹が痛い患者さん、下痢をする患者さん、目が痛い患者さん、耳が痛い患者さんなどみんなに漢方薬の葛根湯を出してしまうという江戸時代のヤブ医者のお話です。しまいには、患者の付き添いの人にも退屈でしょうからと葛根湯を処方してしまうありさま。当時は医者の免許制度などないため、希望すれば誰でも医者になることができたそうで、随分おかしな医者もいたようです。
このお医者さん、「もしかして名医だったかもしれない」というと、信じてもらえないかもしれませんが、葛根湯は実はとてもすごい薬で、かぜ以外にも、下痢や腹痛、中耳炎や結膜炎、じんましんに五十肩といろいろな適応症を持った薬なのです。
ちなみに私も自分で「かぜかな?」と思ったら、葛根湯をのんで温かくして早く休むようにしています。
(琉球新報 うない「Dr又吉のユンタク半分医者半分」 2013.3-4掲載)

2015年12月26日 20:26
Posted by matayoshi
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