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てぃーだブログ › 又吉内科クリニック BLOG › ランニング時の脇腹痛

ランニング時の脇腹痛

 ある日、中学1年生の男の子がお母さんと診察室に来ました。日焼けした顔貌にまだあどけなさが残る山城君(仮名)。野球部のランニング中にいつも脇腹が痛くなり、途中でいつも休んでしまうと言うのです。まだまだ走れるスタミナはあるのに、この脇腹痛をどうにか治して下さい。とのことでした。
 みなさんは、走った時など脇腹に痛みを感じたことはありませんか?その痛みの原因を調べるためにこんな実験をした人がいます。まず、脇腹痛が起きやすいという人にランニングをしてもらい、実際に痛くなった人を立った状態で撮影できるMRIで腹部を撮影したのです。
 ランニング中は、大腸の蠕動運動が少なくなる一方、走る振動によって腸全体が大きく揺れるため、大腸内のガスが大腸の上部に移動します。その際立った状態で上部にあたる左右の大腸の曲がり角(肝湾曲部や脾湾曲部)にガスが溜まりやすくなります。このガスの塊がその部分の腸を過度に広げることで神経に刺激を与え強く痛むようになるのです。
 では痛くなったらどうしたらいいのでしょう。一番いいのは運動をやめることです。運動を止めると大腸の蠕動が再開するので、ガスが分散し痛みがよくなります。でも山城君はもっと走りたいのです。
 走った時の脇腹の痛みがすぐ消える裏技が実はあります。ランニングをしながら痛くなった側の腕を上にあげる、その際に背中を痛くない側に曲げるようにそらすと、さらに効果が高まります。この動作により、ガス塊が腸管内で分散され、痛みが和らぐのです。
 山城君は、それから病院へは来なくなりました。最後までランニングができるようになったかな?

(琉球新報 うない「Dr又吉のユンタク半分医者半分」 2014.7-8掲載)
ランニング時の脇腹痛

2016年07月30日 15:00
Posted by matayoshi
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