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てぃーだブログ › 又吉内科クリニック BLOG › くしゃみで抗生物質発見!

くしゃみで抗生物質発見!

 先日、スーパーで買い物をしていた時のこと。鼻がムズムズして「ハクション!」とくしゃみをすると、売り場のおばさんが「クスケー」と声かけをしてくれました。
 昔から沖縄では、「くしゃみ」はマジムン(魔物)が魂を奪うために人にさせているものと言われてきました。世界的にみても「くしゃみ」はよく思われてはいないようで、くしゃみをしている人に何かを追い払うような言葉をかける習慣が多くの国々にあるのです。
 医学的には、「くしゃみ」は鼻腔や上気道に付着した埃やウイルスなどの異物を激しい呼気とともに体外に排出しようとして起こる呼吸器系の反射反応で、その初速は時速300kmと言われます。新幹線やF1のスピードに匹敵するもので、体内の音速は秒速350m弱ですから、実にマッハ0.9に近いスピードです。
 みなさんは、この「くしゃみ」によって世界初の抗生物質が見つかったことをご存知でしょうか? 1928年にスコットランドの細菌学者アレクサンダー・フレミングは、たまたま自分のくしゃみによってシャーレに落ちたカビの胞子が、細菌を溶かしていることに気がついたのです。彼は、研究を重ね、カビが作り出す「細菌を殺す物質」を発見し“ペニシリン”と命名し世界初の抗生物質の発見となりました。「ペニシリンが発見されていなかったら、現在の医学は全く違ったものとなっていた」と言われているほど、偉大な発見だったのです。
 みなさんも近くでくしゃみをしている人がいたら、その人のマブイ(魂)が落ちないように「クスケー」と言ってあげて下さい。きっと暖かい雰囲気になりますよ。

(琉球新報 うない「Dr又吉のユンタク半分医者半分」 2015. 3-4掲載)
くしゃみで抗生物質発見!

2016年11月11日 20:23
Posted by matayoshi
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